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2006
萌え萌えうにっくす!UNIXネットワーク管理ガイド―PC UNIXネットワーク管理日々の疑問に萌えの一手 Linux & FreeBSD Network Management
プロジェクトタイムマシン
毎日コミュニケーションズ 刊
発売日 2003-03
オススメ度:★★★★
UNIX系OSというとサーバに使用され、CUIベースのストイックな環境が連想されるが、文化的な背景には遊びの要素が非常に多い。企業から発生したのではなく草の根的な土壌で誕生したため、いろいろなジョークとユーモアが散らばっているのである。
さて、そのような事情と関係があるかどうかはさておき、本書は萌えキャラがUNIXのネットワーク管理を解説するもので、それなりに堅い本であることが多いUNIX系OSの書籍としては珍しい。内容としては、UNIX及びTCP/IPの基本知識、そしてネットワークトラブルの基本的な調査方法とネットワークセキュリティを強化するためのテクニック、用語集が収録されている。
「萌え」などとのたまっても内容は比較的高度で、nmapやJohn the ripperを使ったセキュリティチェックなども取り扱っており、無線LANの話題やIPSecなど新しい内容もきちんとフォローしているので実用性は十分に高い。テクニックごとに章が区切られている構成であるが、必要な部分は系統立てて理解できるようにしているので障害切り分けなどの手順を一通り身につけることができるのも良い。ただしUNIX系OSの操作については詳説していないので、ある程度の経験があることが望ましいだろう。
本書は用語解説が充実しており、かなりの量の注釈が施されている。この部分がウリの1つで、キャラたちの会話に登場するアニメやゲームのネタまでもがまじめに解説されている。20〜30代の方なら楽しめること間違いなしだ。UNIXのネットワーク管理を学びたいが、あんまり堅い本は今ひとつ苦手だという方におすすめの1冊である。(斎藤牧人)
溢れんばかりの知識の洪水 2003-05-24
著者の前作の著作権と法律の本を読んで次は何が来るのかと期待してたが、PC-UNIXのネットワーク管理ということで、まずそこに驚かされた(全くことなる分野が来たという意味で)。内容は前作通りキャラクターを使った進行と、硬派な内容、そして数々の薀蓄というものを踏襲している。著者の書く通り、これがこのシリーズのスタイルとのことだ。昨今、技術系の書籍でも内容が薄いものが多いが、この本は異例だと感じる。他のレビューアの方も書かれているように、文字も一般的な書籍より小さくかなりの情報量だ(もちろんこのことが読みにくいと感じる人もいるかもしれないが)。だが、これは少なくとも私は良いことだと感じる。著者のホームページか何かでも書かれていたが、文字が小さいのはそれだけ情報が詰まっているということで、それを普通の文字の大きさで制作すると900ページにも1000ページにもなってしまうという話であった。PC-UNIXとは直接は関係の無い薀蓄も用語解説という形でかなり盛り込まれているが、これを差し引いても相当の分量だと思う。したがって同種の書籍と比較して価格的には相当安いと感じた。ただし、それでも他のレビューアの方も書かれているようにこの本でPC-UNIXのネットワーク管理の全てを把握できるというわけではない。レベル的には初心者(といってもインストールも何もできないようなレベルではなく)からとりあえずサーバの構築はできる中級者くらいの人が読んで役立つような項目に厳選されていると感じた。私としては頭の中でやや混乱気味だったネットワークまわりの情報が整理でき大変有用だった。長文失礼。
さらに詳しい情報はコチラ≫
プロジェクトタイムマシン
毎日コミュニケーションズ 刊
発売日 2003-03
オススメ度:★★★★
UNIX系OSというとサーバに使用され、CUIベースのストイックな環境が連想されるが、文化的な背景には遊びの要素が非常に多い。企業から発生したのではなく草の根的な土壌で誕生したため、いろいろなジョークとユーモアが散らばっているのである。
さて、そのような事情と関係があるかどうかはさておき、本書は萌えキャラがUNIXのネットワーク管理を解説するもので、それなりに堅い本であることが多いUNIX系OSの書籍としては珍しい。内容としては、UNIX及びTCP/IPの基本知識、そしてネットワークトラブルの基本的な調査方法とネットワークセキュリティを強化するためのテクニック、用語集が収録されている。
「萌え」などとのたまっても内容は比較的高度で、nmapやJohn the ripperを使ったセキュリティチェックなども取り扱っており、無線LANの話題やIPSecなど新しい内容もきちんとフォローしているので実用性は十分に高い。テクニックごとに章が区切られている構成であるが、必要な部分は系統立てて理解できるようにしているので障害切り分けなどの手順を一通り身につけることができるのも良い。ただしUNIX系OSの操作については詳説していないので、ある程度の経験があることが望ましいだろう。
本書は用語解説が充実しており、かなりの量の注釈が施されている。この部分がウリの1つで、キャラたちの会話に登場するアニメやゲームのネタまでもがまじめに解説されている。20〜30代の方なら楽しめること間違いなしだ。UNIXのネットワーク管理を学びたいが、あんまり堅い本は今ひとつ苦手だという方におすすめの1冊である。(斎藤牧人)
溢れんばかりの知識の洪水 2003-05-24
著者の前作の著作権と法律の本を読んで次は何が来るのかと期待してたが、PC-UNIXのネットワーク管理ということで、まずそこに驚かされた(全くことなる分野が来たという意味で)。内容は前作通りキャラクターを使った進行と、硬派な内容、そして数々の薀蓄というものを踏襲している。著者の書く通り、これがこのシリーズのスタイルとのことだ。昨今、技術系の書籍でも内容が薄いものが多いが、この本は異例だと感じる。他のレビューアの方も書かれているように、文字も一般的な書籍より小さくかなりの情報量だ(もちろんこのことが読みにくいと感じる人もいるかもしれないが)。だが、これは少なくとも私は良いことだと感じる。著者のホームページか何かでも書かれていたが、文字が小さいのはそれだけ情報が詰まっているということで、それを普通の文字の大きさで制作すると900ページにも1000ページにもなってしまうという話であった。PC-UNIXとは直接は関係の無い薀蓄も用語解説という形でかなり盛り込まれているが、これを差し引いても相当の分量だと思う。したがって同種の書籍と比較して価格的には相当安いと感じた。ただし、それでも他のレビューアの方も書かれているようにこの本でPC-UNIXのネットワーク管理の全てを把握できるというわけではない。レベル的には初心者(といってもインストールも何もできないようなレベルではなく)からとりあえずサーバの構築はできる中級者くらいの人が読んで役立つような項目に厳選されていると感じた。私としては頭の中でやや混乱気味だったネットワークまわりの情報が整理でき大変有用だった。長文失礼。
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